赤福と永遠の別れをした今日この頃。
「こうなったら自分で作るしかないな」
そう呟く私を、夫は鼻で笑うのだった。生チョコだって自作できたのだから、不可能ではないハズ。
魔力
日経ヘルスに掲載されていた体操を毎日続けている。上半身をなるべく動かさないように気をつけながら腰を回す体操で、簡単なわりに腰がスッキリする。
昨日は体操をしていたら夫が帰ってきた。
「不思議な踊りでMPを吸い取るのは止めて下さい」
夫が魔法使いだったとは知らなかった。
昨日は体操をしていたら夫が帰ってきた。
「不思議な踊りでMPを吸い取るのは止めて下さい」
夫が魔法使いだったとは知らなかった。
未遂
昨日、恐ろしく機嫌の悪い夫を放置して、行き先を告げずに外出して夕方まで帰宅しなかった。
夫は、しょんぼりしながら、帰宅した私にメモを差し出した。
10月30日 蕎麦
10月31日 ソーセージとアレ
11月16日 新潟こしひかり
食べ物で関係修復を図ろうとするとは卑怯なり。
そう思ったのは一瞬だけで、何をどう料理するのかウキウキ考え出す単純明快な妻であった。そして冷製みそ汁は幻に終わった。
夫は、しょんぼりしながら、帰宅した私にメモを差し出した。
10月30日 蕎麦
10月31日 ソーセージとアレ
11月16日 新潟こしひかり
食べ物で関係修復を図ろうとするとは卑怯なり。
そう思ったのは一瞬だけで、何をどう料理するのかウキウキ考え出す単純明快な妻であった。そして冷製みそ汁は幻に終わった。
斬新
昨夜、明日の朝食はクスクス入りのトマトシチューを食べたいと夫にリクエストされた。
今朝、リクエスト通りシチューを作った。夫は、一口食べて「熱い!」と言い、不機嫌になった。
まさかシチューが熱いという理由で怒られるとは。明日から汁物は全て冷製にしてやろう。
今朝、リクエスト通りシチューを作った。夫は、一口食べて「熱い!」と言い、不機嫌になった。
まさかシチューが熱いという理由で怒られるとは。明日から汁物は全て冷製にしてやろう。
長所
夫は私の親族についての悪口を言わない。
「私の叔母はバナナマン日村によく似ている」と言ったことがある。要するに女性としてはかなりアレな顔なのだが、夫は「個性的な顔立ちの人なんだね」と受け流した。
だから、私も夫の親族について悪く言わないことにしている。
「私の叔母はバナナマン日村によく似ている」と言ったことがある。要するに女性としてはかなりアレな顔なのだが、夫は「個性的な顔立ちの人なんだね」と受け流した。
だから、私も夫の親族について悪く言わないことにしている。
不評
今朝、鮭を焼こうとしてふと思った。ただ焼くだけでは芸がないな、と。そうしてできあがった朝食だが、夫には激しく文句を言われた。
「だからといって、朝からムニエルは重すぎる」
朝食は芸がなくても良いらしい。
「だからといって、朝からムニエルは重すぎる」
朝食は芸がなくても良いらしい。
童顔
スーパーの試食コーナーにいた店員が商品示しながら妹に言った。
「大きくなったら旦那さんにこういう料理を食べさせてあげなよ」
困った顔をしていた妹は、すでに30代で一児の母である。
「大きくなったら旦那さんにこういう料理を食べさせてあげなよ」
困った顔をしていた妹は、すでに30代で一児の母である。
隔世
確か昨年の今頃、世間では亀田兄弟が話題になっていると夫に話した。
その際、夫は「兄弟で煎餅を作っていたとは知らなかった」と呟いた。
その際、夫は「兄弟で煎餅を作っていたとは知らなかった」と呟いた。
驚異
「リアル鬼ごっこ」が映画化されるというニュースを見た。原作を読んだことがあるが、ホラーのハズなのにかなり笑える文章だったことを覚えている。
なにしろ主人公は「辺りをキョロキョロさせ」たり、「ランニング状態で足を止め」たりできる人物。そして、主人公を追う鬼たちは銃の「標準」をあわせるのだ。
映画化されるほど売れている小説だったとは・・・。
(注)本を廃棄してしまったため、引用が正確ではないかもしれません。
なにしろ主人公は「辺りをキョロキョロさせ」たり、「ランニング状態で足を止め」たりできる人物。そして、主人公を追う鬼たちは銃の「標準」をあわせるのだ。
映画化されるほど売れている小説だったとは・・・。
(注)本を廃棄してしまったため、引用が正確ではないかもしれません。
仕様
気がつけば11.75kgの新潟産コシヒカリ(新米)が我が家に存在する今日この頃。
「新米の美味しい季節だ」
「昨年、土鍋で炊いた新米は美味しかったな」
「しかもウチにあるのはコシヒカリだし」
「土鍋で炊いた新米を食べたいから炊いてくれない?」と素直に言えば良いのに、夫は遠回しに攻めてくる。
実はこの男、妻にお願いすることができないのだ。
「新米の美味しい季節だ」
「昨年、土鍋で炊いた新米は美味しかったな」
「しかもウチにあるのはコシヒカリだし」
「土鍋で炊いた新米を食べたいから炊いてくれない?」と素直に言えば良いのに、夫は遠回しに攻めてくる。
実はこの男、妻にお願いすることができないのだ。
早計
非回転性のめまいがひどくて困っている今日この頃。なんだか世界がフワフワしてまっすぐ歩けないし、気持ちが悪い。もしかしてジャイロが壊れているのかもしれないと夫に言ってみた。
「キミにはそんな高」
そんな高級品はついてないというのか。
「違う。そんな高機能なものは入ってない」
「キミにはそんな高」
そんな高級品はついてないというのか。
「違う。そんな高機能なものは入ってない」
相違
買い物に行くと、かなりの頻度でクレジットカードの勧誘員にしつこくまとわりつかれる私。一方、あっさり勧誘員による攻撃をかわす夫。
「ちくしょー。来世はヒゲをはやした男になってやるっ」
そう言ったら、マリオになりたいのかと夫に指摘された。イメージした人物像に若干の違いがあったようだ。
「ちくしょー。来世はヒゲをはやした男になってやるっ」
そう言ったら、マリオになりたいのかと夫に指摘された。イメージした人物像に若干の違いがあったようだ。
離脱
正月に北海道へスノボ旅行をすることになり、夫婦で旅行代理店を訪れた。
希望するホテルの空き室状況を店員に尋ねると、まだ空きがあるとのこと。喜びつつ、さっそく申し込みをしたところ、端末を見た店員が言った。
「申し訳ありません。空き室はデラックスルームのみでした」
旅行代金は一気に約3万円増になった。一瞬、驚きのあまり魂が抜けた。
希望するホテルの空き室状況を店員に尋ねると、まだ空きがあるとのこと。喜びつつ、さっそく申し込みをしたところ、端末を見た店員が言った。
「申し訳ありません。空き室はデラックスルームのみでした」
旅行代金は一気に約3万円増になった。一瞬、驚きのあまり魂が抜けた。
曲者
自宅で夫が階段を上っていったので、何をするのかと思いつつ、こっそり尾行。夫は寝室で着替えをしていた。私の気配を察知した夫は「何者だっ!」と言った。
つい「くせものだっ!」と答えてしまったが、自分のことを曲者だという曲者は存在しないかもしれないと思った。
つい「くせものだっ!」と答えてしまったが、自分のことを曲者だという曲者は存在しないかもしれないと思った。
類似
百年茶のCMソングは私によく似ていると夫が言う。
「商品内容について充分な説明をせず、以下省略で済ませてしまっている。適当さがそっくりだ」
てき‐とう【適当】(‥タウ)
*ある状態や目的などに、ほどよくあてはまること。「―した人物」「―な広さ」
*その場に合せて要領よくやること。いい加減。「―にあしらう」
(広辞苑第五版より引用)
どちらの意味なのかと悩ましい今日この頃。
「商品内容について充分な説明をせず、以下省略で済ませてしまっている。適当さがそっくりだ」
てき‐とう【適当】(‥タウ)
*ある状態や目的などに、ほどよくあてはまること。「―した人物」「―な広さ」
*その場に合せて要領よくやること。いい加減。「―にあしらう」
(広辞苑第五版より引用)
どちらの意味なのかと悩ましい今日この頃。
追憶
結婚当初、夫は悪天候だと激しく出社を嫌がる青年だった。大風が吹けば会社にのんびり出社し、大雨が降れば欠勤するという、南の島の大王に関する歌を絵に描いたような状態だった。
そんなある日、義父に「天気が悪いと夫が会社に行きません」と私は告げてみた。
「それって普通のことだろう」
義父の返答に衝撃を受けつつ、自分でも気づかぬうちに南の島の王家に嫁いでいたことを悟った私。そんな昔のことを少し思い出した今日この頃。
そんなある日、義父に「天気が悪いと夫が会社に行きません」と私は告げてみた。
「それって普通のことだろう」
義父の返答に衝撃を受けつつ、自分でも気づかぬうちに南の島の王家に嫁いでいたことを悟った私。そんな昔のことを少し思い出した今日この頃。
後悔
「初音ミク」の歌声を聴いてみたくてニコニコ動画にログインしたら、「初音ミクが亀田2号に切腹を促します。」というタイトルの動画が最初にでてきた。
何も考えずに再生したら、歌が頭から離れなくなった。
何も考えずに再生したら、歌が頭から離れなくなった。
表現
半年ばかり庭を放置したら、荒れ放題になった。体調に影響しない範囲でなんとかしようと決意し、「この草原を征服するのだ」と夫に宣言してみた。
「草むらの草をむしるだけだろうが」
そんな冷たい言い方しなくても・・・。
「草むらの草をむしるだけだろうが」
そんな冷たい言い方しなくても・・・。
正体
カタログを見ながら、誤って「いまひとつ触手が動かないな」と呟いたら、夫は聞き逃してくれなかった。
「へぇ、触手も出せるんだ」
「触手も」って、いったい他に私が何を出せるというのか。いや、そもそも私が触手を出したことがあるのか。そして私を何だと思っているのか。湧き上がる疑問が尽きない今日この頃。
「へぇ、触手も出せるんだ」
「触手も」って、いったい他に私が何を出せるというのか。いや、そもそも私が触手を出したことがあるのか。そして私を何だと思っているのか。湧き上がる疑問が尽きない今日この頃。
感想
お気に入りの動画を夫に見せてみた。夫は「川が大きすぎるな」と呟いた。
この動画を見て爆笑した私は笑いに関する閾値が低いのだろうかと考える今日この頃。
この動画を見て爆笑した私は笑いに関する閾値が低いのだろうかと考える今日この頃。
想像
数十年後、若尾文子さんのように「私はいい奥さんじゃなかった」と夫に告げる日が来たとしよう。夫の返事は容易に想像できる。恐らく「うん、そうだね」だ。
夫にそんな話をして、そう言うときは「そんなことないよ」と答えるように指導してみた。
「でも嘘はつけないし」
「そんなことないって言え」
想像に基づく無意味な押し問答が延々続いた秋の夜長。
夫にそんな話をして、そう言うときは「そんなことないよ」と答えるように指導してみた。
「でも嘘はつけないし」
「そんなことないって言え」
想像に基づく無意味な押し問答が延々続いた秋の夜長。
不服
夫が不機嫌そうな表情でテレビを見ていたので、理由を尋ねてみた。
「山崎邦正はこんなにつまらないのにテレビに出ているが、とてつもなく面白いウチの奥さんは何故かテレビに出ていない」
それは私が芸人ではないからだと思いつつ、山崎邦正と比較されるのは心外な今日この頃。
「山崎邦正はこんなにつまらないのにテレビに出ているが、とてつもなく面白いウチの奥さんは何故かテレビに出ていない」
それは私が芸人ではないからだと思いつつ、山崎邦正と比較されるのは心外な今日この頃。
無実
数年ぶりに柔軟剤の銘柄を変えた。予想外に香りの良い柔軟剤を堪能する今日この頃。
先日も洗濯後のタオルや衣類の香りを満喫していたら、夫がとてつもない勢いでひいていた。
「・・・マニア?」
パジャマの臭いを嗅ぎ、夫の体臭を楽しむマニアな妻だと思われたらしい。
先日も洗濯後のタオルや衣類の香りを満喫していたら、夫がとてつもない勢いでひいていた。
「・・・マニア?」
パジャマの臭いを嗅ぎ、夫の体臭を楽しむマニアな妻だと思われたらしい。
勝負
昨夜、東京都北区の神様の使い(自称)である青年が「怒りオヤジ」という番組に出演していた。彼の話を聞きながら、ふと思いついて夫に尋ねた。
「北区の神様と時々私に降りてくる笑いの神様はどちらが強い?」
夫は何故そのような自明なことを尋ねるのかという顔で答えた。
「の」
この勝負、勝利して良かったのかどうか未だに分からない。
「北区の神様と時々私に降りてくる笑いの神様はどちらが強い?」
夫は何故そのような自明なことを尋ねるのかという顔で答えた。
「の」
この勝負、勝利して良かったのかどうか未だに分からない。
平穏
庭の草むしりをしていたら、近所の男の子2人組が仲良く遊んでいるのを見かけた。
「ねぇねぇ、走るのと闘うのとどっちがいい?」
「んーとねぇ、メガネ」
2人は指で輪を作り、メガネをかけているフリをして遊びだした。
若干気になる点のある対話だが、仲良きことは美しきかな。
「ねぇねぇ、走るのと闘うのとどっちがいい?」
「んーとねぇ、メガネ」
2人は指で輪を作り、メガネをかけているフリをして遊びだした。
若干気になる点のある対話だが、仲良きことは美しきかな。
単位
義母は子供達に基本的な生活習慣というものを教えなかったらしく、夫も義妹も挨拶を一切しない大人に仕上がっている。
現在も夫は帰宅時に「ただいま」と言わないため、いつの間にか部屋にいる夫を見て私が驚くこともしばしば。
先日も台所で振り向いたら後ろに夫がいたのでビックリ。
「今ので寿命が30cmは確実に縮まりました」
「で、キミの寿命は何万kmあるの?」
私の寿命の単位はkmなのか。
現在も夫は帰宅時に「ただいま」と言わないため、いつの間にか部屋にいる夫を見て私が驚くこともしばしば。
先日も台所で振り向いたら後ろに夫がいたのでビックリ。
「今ので寿命が30cmは確実に縮まりました」
「で、キミの寿命は何万kmあるの?」
私の寿命の単位はkmなのか。
切腹
産院が自然出産にこだわったため、妹の出産はとてつもない難産になってしまった。おまけにその影響は現在も続いており、母は休みごとに妹の家に通っている。
「アナタは腹を切って子供を産みなさい」
一瞬、母が何を言っているのか理解できなかったが、要するに帝王切開で出産しろということらしい。
こうして私は母に切腹を命じられた。
「アナタは腹を切って子供を産みなさい」
一瞬、母が何を言っているのか理解できなかったが、要するに帝王切開で出産しろということらしい。
こうして私は母に切腹を命じられた。
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